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夢と希望とデザイン。高岡の障害福祉に新しい選択肢が誕生します。

 

高岡の障がい福祉に、今までになかった挑戦がはじまります。

 
 わたしたちの社会には、障がい(ハンディキャップ)の有無に関係なく、評価を与えられる場所があります。その場所とは、色、音、形、言葉、想像力などの表現力や創造力などが認められ、国籍も、人種も、障害も、差別もなく、言語も超えて、作品に対して純粋に評価を得ることが可能な芸術や創作、そして「Design デザイン」といった世界です。
 しかし、わたしたちの社会には、こうした表現力の世界で、障がいを持った方が、デザインやアートを学び、デザイナーとして才能の芽を伸ばしたり、社会で活躍できるまで十分にサポートできる環境は整いませんでした。
 
 近年、障害者総合支援法を中心として、社会での障害福祉サービスの提供に大きな変革の時代が訪れ、より高度で、より専門性の高い技術支援の提供を行なう就労支援施設の誕生が強く求められるようになったことで、あらためて障がい者の社会進出の幅を広げる就労支援事業の専門性が問われるようになってきました。
 
 このような時代の変化を背景に、私たち株式会社ガッツプラスは、商業デザイン、グラフィックデザインという創造性の高い分野の技能を活かした職種や、仕事を夢描いてきた多くの障がい者の皆様に、挑戦と夢と希望を育む場所として、就労支援施設「ガッツプラス」を開設いたします。高岡市に拠点をおくベンチャー企業として、社会の未来に新しいご提案と役割を果たせるよう努めさせていただきたく思います。
 
 私たちが新たな挑戦を行うために、ご賛同いただきました多くの皆様に感謝すると共に、社会に大きな夢と希望が生まれるよう、デザインを通じた絆を広げていきたいと考えています。

事業内容

会社名:株式会社ガッツプラス
所在地:富山県高岡市丸の内2-5 アールワンビル3階
℡:0766-92-1010
設立:2018年5月9日
主な事業内容:障害福祉事業、イベント企画、デジタルコンテンツ制作
職種:WEBデザイン・グラフィックデザイン・イラスト・DTP・データ入力など
利用者定員:20名
対応障害:発達、精神、身体、知的、難病

就労支援コンセプト

 

まずは社会や組織で働くために必要なことを学ぶ。

 
 株式会社ガッツプラスの障がい者就労支援施設では、障がいを持った方を雇用し、より現実的な就労環境下で、企業や組織で働くために必要なマナーやルールを守りながら仕事ができる「職場適応力」と、中小企業で不足している専門的な知識や経験を積んだ「技能」を習得した人材を育むことを重視しています。
 
 新入社員(新規利用者)であっても、日ごろから組織内で規律や秩序を守ることであったり、規則やモラルを重視して、組織内での「適応力」を身につける指導や支援は徹底して行われます。服装規定や就業時間、休憩時間、休日など就業規則や社内規定に沿って就労しながら、ときには他の社員とチームで成果を出す方法を考えるための「チームプレイ」にも参加していただきます。
 
 技術指導の面で特徴となるのは、株式会社ガッツプラスの就労支援は「障がいがあっても企業で成果を出せる人材」を育むことに重点をおいている点です。短期間での習得が難しい「デジタル制作技術」を中心に、デジタル系の専門技術を積極的に支援カリキュラムに組み入れています。
 
 また社員として会社の収益、コストへの意識教育や、組織内での業務の報告、連絡、相談をはじめ円滑な対人関係を築くコミュニケーション研修や、「障がいの状態や体調を自分でコントロールして就労する」という企業で働くうえで重要な「自己管理能力」も養っていただけるよう現実の職場に沿った支援をおこなっています。
 
 障がい者からのニーズだけではなく、企業のニーズ(成果を出せる障がい者の雇用)を取り入れ、現実的な支援をおこなうという新しいコンセプトで誕生した障がい福祉施設となっています。

代表からのご挨拶

2018年春、株式会社ガッツプラスは障害福祉の未来に、新しい挑戦をするために誕生しました。

 
 日本の障害福祉施設は、施設利用者のニーズに対して、幅広いサービスを提供しているものが多く、利用者の好きなことや才能を伸ばすという利用者視点の福祉サービスに重点を置いています。株式会社ガッツプラスは、その中でもより高度な技術支援を求める障がい者の方へ、専門的な知識や技術の支援をおこなうことを目的として生まれた施設です。
 
 たとえば株式会社ガッツプラスは、デザインで多様されるデジタルイラストの描画ソフトの使い方を学ぶだけではなく、それが企業の情報発信でどのような目的で利用される[デザイン]なのかを、制作する段階でディレクションしながら描画に必要なデッサンや色彩の基礎技術から身につける指導が行われます。
 
 その指導方針は、健常者であれば誰でも簡単に製作できるデータや、イラスト描画を人よりも(うまいね)というレベルで製作できるようになることを目標とするのではなく、もう1歩進んで、身体に障がいを持っていても健常者より優れた能力を発揮して、プロの制作現場でも通用する実力を習得できるよう実務経験を積んでいただきたいと考えているからです。
 
 同様に、一般就労に向けて会社内のルールを守ったり、コミュニケーション、モラルなど企業や組織で働くための基礎について学ぶことも大切です。年齢や性別、障がいなど、さまざまな人が働く「組織で働く」という経験は、就労支援にとって現実的な社会進出をサポートするための重要なプロセスだと考えています。
 
「健常者より高い技術と、高い適応力を持った障がい者になること。」
 
 株式会社ガッツプラスでは「デザイン」+「組織で働く」の2つの実務経験を通じて、一般就労に向けた自己の成長と、「働く」ための自己課題をクリアしていただくことを目的にご利用していただけたらと思います。
 
 今後も地域の皆様と共に、社会の未来を築く「新しい選択肢」をご提案できる会社として、ステップを積み重ねていきたいと思いますので、株式会社ガッツプラスをよろしくお願いいたします。
 
平成30年5月9日
株式会社ガッツプラス
 
代表 大平 貴之

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